●Machu Picchu

1911年7月、Hiram Binghamが、1人の少年に導かれ、アンデスの山中で発見した。
 高度な石組みで作られた町並み。
 太陽の運行を計算した神殿も建つ。
 高度な文明を作り上げた人々は、突然町を捨てた。
 聖なる都市を、スペイン人によって汚染されることを嫌い、自ら町を焼いたのだった。


●楽山大仏

中国四川省、3つの川(大渡河、青衣江、岷江)の合流地点にそびえる、高さ71m、肩幅28m、世界最大の石仏(弥勒菩薩)。
 唐の玄宗皇帝の治世。
 僧の海通は、自分の不注意で妻子を水死させてしまい、出家した。
 およそ30年間、人々に訴え続け、寄付を集め資金を用意、713年大仏建立に着工した。
 役人が海通の工事に難癖をつけ賄賂を要求した。「金を出さなければ、目玉を抉り取るぞ。」と脅す役人に対し、海通は自ら目玉をくりぬいた。

海通が命をかけて巨大大仏を建立した理由は?
 楽山は3つの川の合流地点にあるため、流れが激しい上、うねりも激しく水難事故が絶えなかった。
 しかしここに大仏ができると、流れが穏やかになり、事故も大幅に減った。
 多くの人は、大仏のご利益だと信じたが、そうではなかった。
 工事の過程に出る大量の土砂を合流地点に捨てることによって、川底を浅くし、流れを緩やかにするという治水工事を行っていたのだ。
●ナスカの地上絵





これまで見たことのない地上絵が発見された。
 古代ペルー文明で人々が埋葬される形、屈葬された人間を描いたように見える。
 この乾いた大地からは、膝を抱えたミイラが多数出土している。


空から撮影した地上絵を詳しく見ると、墓の部分が女性のような人物の下腹部に描かれていた。


●Moai像

 伝説では「Moaiは海辺まで歩いていった。」
 実験、Moai増にロープをかけ、6方向から引っ張ると、Moaiは体を左右に揺らし、前進し始めた。


Moaiは海を背に、人々の暮らす集落を見つめている。
 Moaiは村の守護神だった。
 18世紀初頭、部族間で食糧不足などを巡り争いが起き、敵を倒すには霊力のある目玉を持つMoaiを倒すのが最も効果的だと人々は考えた。
 Moaiはことごとく倒されていった。
 Moaiを作るために木を切り、森を破壊し、食糧不足に陥っても、島の人々は敵を倒すために競って巨大なMoaiを作り続けた。
 誰も文明の暴走を止めることができなかった。



●Chichen Itza

 メキシコ人考古学者Alberto Ruz Lhuillierが、の中央にそびえる巨大ピラミッド、『碑銘の神殿Templo de las Inscripciones』の最上部に、階段の入口を発見した。
 階段の瓦礫を取り除き、一番下の部分に降り立つまで、4年もかかった。


そして5トンもある巨大石版を発見した。
 石の蓋には宇宙船のパイロットのような彫刻が施されていた。

蓋を開けると、身長190cmを超す人骨が、ヒスイのアクセサリーと共に葬られていた。
 ヒスイのカケラを組み合わせると。仮面であることが分かった。
 その人物は、Palenqueの王、Pacalだった。



熱帯のジャングルの中に、壮麗なピラミッドを建設し、謎めいた文字を石碑に刻んだマヤの人々。
 現代のスーパーコンピューターがはじき出した太陽の公転時期を1000年以上前に知り、極めて正確な暦を持っていた。
 その暦には、世界終末の時が記されていた。
 それは・・・2012年12月22日。


●シーギリヤ・ロック Sigiriya (Lion's rock) is 

スリランカ熱帯ジャングルに、突如姿を現す巨大な岩の塊。
 高さ200m、広さ4000坪以上。
 かつてここには壮麗な宮殿が建っていた。
 1500年前以上に建てられた空中宮殿。

輪山に描かれた美女達。
 妖艶な裸身を、惜しげもなくさらすシーギリヤ・レディ。
 壁に水をかけると浮かび上がるレディもいる。(スティックのような物を持った女性の首から下)
 その正体は?



一番有力な説は、農業国スリランカにとって重要な田を潤す水、つまり雨の象徴がシーギリヤ・レディだというもの。
 ロックの右上に、明らかに人の手が加わった直角のラインが見える。
 水路でロックの雨水を集めていたのだ。
 巨大な岩山全体が、雨季に雨を貯え、周囲にあった田畑を潤していた。
 シーギリヤ・ロックは巨大な灌漑システムだった。

★カッパドキア 地下都市 Cappadocia

海抜1200mを超える高原に、総面積2500k屬謀呂辰胴がる奇岩地帯。
 1985年、世界遺産に登録された。
妖精の煙突と呼ばれるキノコ型の奇岩が立ち並ぶ渓谷。
 1965年、謎の地下都市が発見された。(Yeralti Sehri Underground City)
 地下8階まで掘られ、推定収容人員15000人。
 最近新たな地下都市が続々と発見され、今では大小合わせ200以上確認されている。
 誰が何のために造ったものなのか?


驚くべき説が浮上した。
「人類終末の日(ハルマゲドン)に備えた100万人規模の地下シェルター」
 そしてその終末こそ、現在地球を襲う温暖化と深く関わっているという。

トルコ共和国アンカラAnkara、1923年に首都となった。
 近代的都市だが、古代ローマ時代から栄えていた歴史ある町。
 今でも当時の遺跡が数多く残されている。




ここからカッパドキアまで、車でおよそ4時間。
 道中にある、塩の湖Tuz湖は、トルコを代表する塩の産地だった。
 峠を越えると、他の惑星に迷い込んだような光景が広がる。
 頭に黒い帽子を載せた、キノコのような岩が乱立する渓谷。
 キノコ岩は高いものでおよそ20m。
 中には自然のイタズラで、「ラクダ」や群をなす「オットセイ」、「金魚」、「キスをする2人」、「ナポレオンの帽子」と名付けられた岩もある。


「Rose Valley」夕暮れ時、オレンジ色に染まる岩は、色も形もバラの花のように見える。
 この世のものとは思えない絶景。

